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エボラ出血熱


チンパンジー

全世界を震撼させた恐怖のウイルス

エボラ出血熱はここ近年で最も世界的脅威として知られるようになったウイルス性の病気です。
病原はエボラウイルスで、罹患をすることで急性熱性疾患を発症します。
細かく分類をするとエボラ出血熱はラッサ熱やマールブルグ病、クリミア・コンゴ出血熱といったような病気と同類の「ウイルス性出血熱」であり、起源は中央アフリカの風土病とされています。
最初に発見されたのは1976年6月のスーダンでのことで、倉庫番をしていた男性が発熱しその後数日という短い期間で鼻口腔や消化管から出血して亡くなったというかなりインパクトの強いものでした。
エボラ出血熱という病名のもとになったのはこの最初の患者の出身地近くにあった「エボラ川」で、その後ザイール国内で数々の医療関係者が我が身を犠牲にしての治療・研究活動をしていくことになりました。
その結果ザイール国内での発症例は一旦収束しましたが、1994年にコートジボワールの森林内でエボラ出血熱に感染したチンパンジーが発見されたことにより再び患者数が増加をしていきます。

今も謎が残るエボラウイルスの宿主

エボラ出血熱はちょうど発症時期がインターネット普及期と重なったことにより、一気にその知名度が世界的に広がっていくことになりました。
しかし知名度ばかりが有名になる一方でもともとのエボラウイルスの宿主については現在までも謎となっており、それがますます病気への恐怖感を増幅させる原因になっています。
宿主としてエボラ出血熱に感染したチンパンジーが発見されたことによりしばらくチンパンジーから人に感染すると思われてきましたが、のちにコウモリがエボラウイルスの宿主になっているという研究結果も出されています。
いずれにしても確証はとれているわけではなく、今後も十分に注意をしていかなければならない病気として注意喚起をされていくことと思われます。