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オウム病


オウム

オウム病クラミジアによる人獣感染病

「オウム病」は文字通りペット用として多く飼育されているオウムを媒介として広がる感染症の一つです。
病原は「オウム病クラミジア」と言われる微生物で、性感染症として広く知られている「性器クラミジア感染症」と近い種類のものとなっています。
クラミジアの特徴は生物の体の中にある細胞に感染をするということで、体内に入ることで様々な体質の変化をもたらします。
オウム病クラミジアの場合、人の体内に入ると異型肺炎や肺臓炎といったインフルエンザに近い症状が見られるようになります。
具体的には急激に高い発熱が起こり、乾いた咳が止まらなくなったりそこから気管支に傷がつき血痰などが見られてきます。
重度に進行してしまうと肺炎や髄膜炎、多臓器障害といった非常に重篤な病気になってしまいますので、できるだけ早めに専門医を受診して適切な治療を受けるようにしなくてはいけません。
症状がインフルエンザに似ているので自己診断では対応を間違ってしまうこともあり、インフルエンザや風邪薬を飲んでも治療をすることができないという問題も起こります。

鳥との接触には十分気をつけて

オウム病がここ近年急激に注意喚起されるようになったのは、ペットブームにより鳥を飼育する一般住宅が増えたためです。
家畜としての飼育と異なりペット用の鳥の場合には飼い主が頻繁に接触をしてしまうので感染しやすくなってしまうということも関係しています。
中でも特に注意をしたいのが鳥と直接口移しをしてものを食べさせるなどの粘膜の接触で、性感染症同様に最も高い確率で感染が起こってしまいます。
ただしオウム病の中には非常に高い感染力をしているものもあり、自宅で鳥を飼育していなくてもペットショップに立ち寄ったり野生の鳥の近くに行ったりするだけでも感染した事例があります。
注意したいのが飼育していた鳥が老衰などでないのに突然に死んでしまっていたりする場合です。
野生の鳥の場合も同様なので、もし路上で鳥がなくなっているのを見つけてもむやみに接触をしないようにしてください。