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狂犬病


狂犬病

致死率の高い非常に危険な感染症

狂犬病はその症状の重さからしばしば作品にも登場することがある有名な病気です。
最近では狂犬病の犬が人間を襲撃するという恐怖を描いた「クジョー」というスティーブン・キング原作の小説が最映画化されるという動きがあったところです。
日本では手塚治虫のブラックジャックの中のエピソードの一つとして描かれたことで知っている人もいるのではないかと思います。
しかしながら実際の狂犬病は日本国内においては1956年以来感染をしたという報告がなく、国内で感染する可能性はかなり低いと言ってもよいでしょう。
ですが2006年にはフィリピンに旅行をした日本人が現地で犬に噛まれてしまい、帰国後に発病したという事例もありますのでいつ何時に再発してしまうかわかりません。
あまり知られていませんが狂犬病は犬だけでなく猫やコウモリ、キツネ、牛といった動物にも感染する病気であり、人に感染するとかなり深刻な症状となってしまうだけでなくほぼ100%死亡するとされています。

必ず飼い主は予防接種を受けること

狂犬病は発症をすると非常に危険な病気であるため、最も感染しやすい犬に関しては飼い主が責任を持って予防接種を受けることが義務付けられています。
しかしながら犬の鑑札・登録の制度とともに予防接種の呼びかけがされているにもかかわらず、現在犬を自宅で飼育している人のうち狂犬病の予防接種を受けているのは全体の約4割に満たないということが報告されています。
中には人のワクチンによる予防接種と同列に扱い、「愛犬にワクチン投与をするのはやめましょう」と間違った愛護精神を標榜する飼い主もいるのは大問題です。
狂犬病の恐ろしいところは感染した動物は神経に異常をきたすことから不安感や興奮、幻覚や錯乱症状を起こして全く制御がきかなくなり、次々と周囲のヒトや動物に攻撃をしかけていくことになるということです。
つまりワクチンを意図的に接種させなかった飼い主だけでなく、近所に住む人たちまでもを危険な状態に陥れてしまうことになってしまうのです。
狂犬病ワクチンは最大6回の定期接種が必要となっていますので、忘れずに受診をするようにしてください。