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大切なペットにマイクロチップを入れよう


研究所

動物愛護法により義務付けられていることも

マイクロチップは動物の体内に埋め込むことで、その個体を識別したりそこから発信する電波を利用して迷子になったときに速やかに居場所を見つけることができるようにする方法です。
もともと動物愛護先進国である米国や欧州諸国で導入が開始されたものですが、日本においてもその便利さなどから少しずつ利用が進むようになってきました。
マイクロチップの埋め込みは一般の国内で流通している動物においては飼い主さんが任意に行うものとされているのですが、特定外来種や危険な動物の場合にはマイクロチップを埋め込むことが動物愛護法により義務付けられています。
また最近では海外のブリーダーで繁殖をされた珍しい種類の犬や猫を飼いたいという人も増えており、そうした海外から持ち込まれる愛玩動物においてはマイクロチップがあらかじめ埋められていなければならないとされていたりします。
逆に海外旅行などで動物を連れ出すというときにもマイクロチップを埋め込んでいなければ出入国ができないということもあるので、もし海外に出かける用事がある飼い主さんは早めにつけておくようにしましょう。

自然災害時のペット捜索にも大活躍

動物に使用されるマイクロチップは直径2mm、長さ8mm~12mmくらいの円筒形をしています。
ちょっと見ると薬品のカプセルかもしくは小型の電球のようにも思えますが、内部にはICやコンデンサ、電極コイルが入れられており生物の体内に入っても大丈夫な成体適合ガラスが表面に使用されています。
マイクロチップ内のICには15桁の数字番号が割り振られており、これはAIPO(Animal ID Promotion Organization:動物ID普及推進会議)という団体が管理しており世界中すべてのチップが違う個体として認識できるようになっています。
日本において一般のペット向けに導入されるようになったのは平成14年からのことで、最寄りの動物病院で獣医師による手術で埋め込むことができるようになっています。
埋め込み手術といってもメスで体を切開するようなことはなく、通常の注射針よりもちょっとだけ太い注射器を使用して予防注射と同じように動物の体に流し込むようにしていきます。
マイクロチップは犬猫の場合には首の後ろの皮下に埋め込むことがほとんどですが、他の哺乳類や爬虫類、両生類などの場合にはそれぞれの体の仕組みに適したところを選んで同様の処置をしていきます。
マイクロチップを埋め込んだ後には管理番号を発行してもらえますので、それをもって購入したペットショップや動物協会を通じて自分が飼い主であることを登録していきます。
登録された情報は迷子となったときだけでなく自然災害時に離れ離れになってしまったり、盗難により連れ去れてしまったときにも捜索の手がかりになります。

首輪だけではペットを守ることができません

マイクロチップの埋め込み時期としては、だいたい犬なら生後2週間くらい、猫なら生後4週間くらいからが適当です。
もちろん成犬や成猫になってからでも十分埋め込みや登録をすることができます。
世界的に常識とされてきているマイクロチップですが、日本においては体の中に何かを埋め込むということに対してやや抵抗感を持つという人もいるようです。
ですがマイクロチップがあることで助かった命も多く、違法に劣悪な条件でペットを繁殖させるブリーダーを撲滅するための運動にもつながっていきます。
個体識別をするときに首輪をつけるという人も多いですが、首輪は案外簡単にとれてしまいますし、飼い主の個人情報をつけたままにするというのもちょっと危険です。
だいたい数千円~1万円くらいで埋め込み手術ができ、登録料もわずか1千円なので早めにつけておくことをおすすめします。