1. >
  2. >
  3. ミネラルウォーターは分量に気をつけて

ミネラルウォーターは分量に気をつけて


水

十分に与えてあげたい水分

犬や猫を飼うときに注意しておきたいのが、いつでも好きなときに十分に水分をとることができるようにしてあげるということです。
ハムスターや鳥など別のペットでも同じですが、食事の時間や分量はきちんと管理する必要はあるものの水についてはそれは全く関係なくいつでも好きなときに十分に飲ませてあげられるようにしたいところです。
人間でもしばしば警告が出される「脱水症」は犬や猫などのペットにもありふれた病気であり、季節にかかわらずいつでも罹患してしまう危険性があります。
ただ水でさえあれば何でもよいというわけではなく、例えばバケツなど大きな容器に入れた水をずっと放置していたりすると水が悪くなってしまいそれを飲むことで下痢などを起こしてしまう危険もあります。
最近では便利なペット用自動給水器や水を循環させて清潔度を保つことができるようにしている製品もあるので、留守がちでこまめに水を替えることができないという人はそうしたものを導入することをおすすめします。
このとき入れる水はミネラルウォーターのような別に購入しなくてはいけない水である必要はなく、基本的には水道水をそのまま使用しても全く問題ありません。

ミネラルウォーターが病気の原因になることも

まず最初にしっかり理解しておきたいのが「水道水は体に悪い」というのは間違った認識であるということです。
日本国内の住宅に引かれている水道管はそれぞれの自治体がしっかり管理をしており、水質についても水道法という法律により厳しくチェックがされています。
あまり知られていませんがこの水道法における水質基準はミネラルウォーターなど市販の水に対して施行されている食品衛生法よりもかなり厳しく、言い換えれば水道水の方が市販の水よりも高い品質が義務付けられているということになります。
またミネラルウォーターはその名前の通り水の中に各種のミネラルが含まれているということになり、この成分によっては犬や猫の体内に入った時に病気のもとになってしまうことがあるのです。
欧州方面から輸入されてくるミネラルウォーターの中にはかなり高い硬度のものもあり、そこにはマグネシウムやカルシウムといった成分が多く含まれます。
これらは犬猫の体の中に入るとストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシウム)やシュウ酸カルシウムという結石を作り出すリスクを高めてしまいます。
ただミネラルウォーターを飲んだから直ちに結石になるというわけではなく、その他の食品や健康状態などにより起こる場合と起こらない場合とがあります。
まだはっきり研究結果が出ているわけではないのですが、いずれにしてもあまり多く与えすぎるのはよしておいた方がよいと言えます。

その他の水は与えてよいか

市販の水を飲ませる場合であっても、日本国内の水道水と同じ軟水質のものならば特に問題はありません。
最初に紹介したような自動循環式のろ過装置の中には軟水を作るものもあるので、そうしたものなら安定的においしく健康的な水をペットに与えることができます。
ミネラルウォーターと並んで注意が必要とされているのが「アルカリイオン水」です。
こちらも健康によい水として広く販売されている種類ですが、あまり大量に飲んでしまうと尿のpHがアルカリに傾く可能性があり、これが結石を作り出しやすい環境になってきます。
ただ飲水として飲める量というのはかなり限定的なので飲んだからすぐになるというわけではありません。
ペットの健康にただちに害になるというものではありませんので、与える時には分量に気をつけてあげてください。